2011年1月29日土曜日

英語ブログ更新

せっかくショーであちこち行くんやから、旅行記みたいなことがしたいなぁ、
と思い、あ、そうや、デジタルストーリーテリングみたいにやってみようって
思ったりして。

デジタルストーリーテリングってあまり有名でないんだけど、
ビデオや写真を使って、何かのストーリーを語るのであります。
例としては、こんな感じ。


最近、HDビデオカメラを手にいれたし、
いつか作品を創りたいです。
今のブログに出してるのは、
まだまだ写真と文がくっついてるだけやねんけど、、、。


西宮のおばが、日本は寒いよ~って言うてはりました。
こっちも寒いっす。特にNY、雪ふるふる&寒波くるくる。

2011年1月4日火曜日

世界中で一番しあわせな妻

新年の夜空、★がいっぱい。
オリガミ友達と一緒に夜遅くまで折る折る折る。
4人で集まって折る折る折る。

ジュディは気分屋で、機嫌の上下が激しく、わたしら、えらい目に遭う。
折ってる最中に気分上昇すると、歓声をあげて大騒ぎ。酔っ払いかぁ、おまえーっ。
が、気分沈滞すると、文句ばっかいう。ここはどう折るの?と、びちびちとききまくる。挙句の果てには、「退屈だわぁ」

彼女は、60代だけど若く見える。プチ整形に若返りの薬、なんでもありだ。
テニスにボーリング、オペラ・バレエ鑑賞がご趣味で、気分消沈のわがままさえなければ、話題が豊富なええおばさん。
弱きと貧しきを助ける正義の味方で、寄付は彼女の使命のひとつ。つまり金持ちらしい。

彼女の気分屋の理由は、わがままからきていない。実は彼女がのむ薬の影響なのだと、古参の友達連中は言う。

ジュディは、銀のスプーンをくわえて生まれてきた。
アメリカでは、裕福な家に生まれる赤ちゃんのことを、そんなふうにいう。
3人姉妹の長女で、3人とも、すこぶる仲がいい。
私立の学校に入り、富裕層の受ける教育の限りをうけ、
好きな勉強だけをし、
誰も憎まず、めったに泣くこともなく、
求める前に与えられ、苦労の前は通り過ぎて、育った。
あり得ないかもしれないけど、本当に、嫌なことはなにひとつ覚えていないのだそうだ。

パーフェクトの夫と結婚した。
彼は優しく愛に溢れ、仕事に優秀で富豪、人徳に富み、
ジュディは社交界で一番しあせな妻として仕えた。
そして世界中で一番しあわせな妻、というのは事実だった。

ところが、夫の突然の死が彼女の人生を変えた。
生まれて初めて知った悲しみは、彼女にとって、あまりにも未知で、違う星の出来事で、不思議の国のアリスで、闇の大海原だった。
求めても手にはいらないものがあることに困惑し、何日もベッドから起き上がれず、うつ病と診断され、薬をのみ始めたのだった。うつ病の薬は選択と調合が難しい。彼女は難しい薬をのむたびに、ひどいうつに落ち、酒をあび、アル中に。

家族は財を尽くして、彼女の治療をし、コスタリカに別荘を買い、医者と看護婦をやとい、1年後、彼女はフロリダの家に戻った。
昔から好きだったオリガミは続けている。でもまだ彼女は自分に起きた現実を、折り込めないでいるのだと思う。
オリガミ大好きという。じゃぁ彼女は知っているはずだ。どんなオリガミも、小さな皺や無駄な線、があり、最初から美しい折り目だけのオリガミなんてない。折り目の下には影があり、立体となり、造形の未来が広がる。
世界中で一番しあわせだった妻とわたしたちは、新年早々、Eric Gjerd氏の作品を折った折った。複雑さに文句をいいながらも、出来上がりに、彼女は嬉しそうだった。もちろん、私達も嬉しかった。

2011年1月1日土曜日

大晦日のテンコモリの感謝

2010年は、学びの大きな年で、何をそんなに学んだのかっていうと、
友達、そして出会った多くの人への深い感謝でした。
それは9月の母の死を通じて、大きな学びとなったのでした。

9月の母の死後、毎日のように国際電話をかけて一緒に泣いてくれた友達、
親身になって助けようとしてくれる大学時代の友達や法友(仏弟子の友をこう呼びます)
ちょっとしか会わないけど一緒に大騒ぎしてくれたコもいました。
こっちの仕事はまかせとけ、ってタンカを切ってくれたエージェント&ショー関係の人たち、
88歳の老体を東奔西走してくれたおじとおじ家族。

私は幸せなニンゲンです。
優しい言葉をもって助けてくれる人達に囲まれているのです。

優しさに包まれるのは、
ぬるま湯につかるようでイヤって、強がる思いがあったのですが、
優しさは、ただひたすらに安らかで、
何もかもを包んでくれるような大らかさでした。

今年の大晦日、
友達、仕事仲間、そして出会った人々に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、みんなありがとう!!!

そして、このブログを読んでくださる方々に、感謝!です。
拙いブログだけに、これからもっといいものが書けるよう精進しますぅ~
みんなにとって、2011年の世界が素晴らしい年でありますように!!