2011年8月30日火曜日

写真集 Locals Only



70年のカリフォルニア、ヒュー・ホーランド氏による写真集Locals Onlyをみつけました。
図書館で借りてきました。

写真っつうのは不思議で、フレームの中の風景や図が、
事実以下でもなく、事実以上でもなく、そのまんまであるにかかわらず、
心の模様になって、
自分をつかの間、忘れさせてくれる。


は、、、待てよ、あたし何してたっけ?
えーと、えーと、今日は家のことをしょーって思ってたっけ、、、
あ、そや、クロゼットの整理や、、、、。
ほんでなんやったっけ?
hmmmm、クロゼットにまずは行きなさい。
はいはい。

こうして、嫌いな家事を忘れさせてくれる写真なのであったマル!

2011年8月26日金曜日

大きな犬


フロリダ東海岸でのショーの仕事があって、友達サリーの家に泊まると、2匹もでっかいわんわんがおるではないか。おもろいではないか。はっは、はっ!我が家は夫婦してとまりの仕事が多いので、ペットがもてないので、こういうときに、私はコーフンして喜びまくるのでありました。


え、、2匹かと思うたら、まだおる!
これ、そばかす、って名前のダーリンです。


週末だったので、サリーの隣の家族とフリーマーケットにでかけた。そしたら、そこも犬がおるわ&おるわ。隣のガキンコ、泣き出したぁ~ そら怖いわなぁ、自分よりでっかいもん。きのこを毛むくじゃらにして、黒柳徹子の顔にしたら、この犬やぁ。けど、本人の犬は、知ったこっちゃないよなぁ、、

2011年8月25日木曜日

鳥の会話

"donai?"
"bochi bochi ya.."

私にはそう聞こえたのでした。




2011年8月21日日曜日

孤独の香り

くちなし、ゆり、、、は孤独を思わせる香りだわ。
くちなしの前を歩きながら、カレンは言う。

そういわれると私もそう思う。

彼女とはサラソタに帰る飛行機の席が隣りで仲良くなった。
とても素敵な布のバッグを持ってらしたので、いいですね、っていうと、彼女は自分で作ったという。
あいにく飛行機の便がキャンセルになり、デトロイトで1泊することになり、
同じホテルに泊まり、バーで飲みましょう、なんてことになった。
カレンは60代で、昔は教師で、45歳のときに離婚した。
化粧っけのないお顔は、いつも笑っているような感じだったけど、離婚の話になったら少し顔がゆがんだ。
通っていたジムにくちなしの花がいっぱい咲いていて、その香りに、
あたしはひとりでも寂しくないわ、って思った。
くちなしの香りがあまりにも凛として、
連れて行かれてしまったの、
ってカレンは笑った。

くちなしのジムは、私が最近通い始めたプールのあるジムなのです。
偶然ですね、じゃぁ、今度一緒にいきましょう、ということになった。
彼女はここにもう15年も通っている。昔は病院と近くの学校、消防署、警察の職員がトレーニングのために通うジムだった。
くちなしが咲き始めた頃で、彼女は胸いっぱいに香りを深呼吸、

今はジムより、キルティングが毎日の楽しみで、
恵まれない赤ちゃん達にあげるのだそうだ。
南アメリカの季節労働者には古いTシャツをリサイクルして、キルティングの座布団を作ってあげる。トラック移動の際に、座るのはたいていトラックの後ろだから、何かしかないとお尻が痛いらしい。
毎日忙しいし、楽しいし、あ~人生って最高。ねえ、そう思うでしょ?

私は、わからないけど、きっと最高なんだと思います、と答えた。




2011年8月15日月曜日

ハリウッドでのショー

アメリカ版ブログのほうを更新しました。

英語に加えて、日本語もくっつけました。
最近、ブログをひとつにしようかなぁ、、、、と思ったりしてます。

2011年8月8日月曜日

こちらも見てくださいね

http://kunikoyamamoto.blogspot.com/

アメリカのオーディエンスや仕事仲間への通信って感じで、
英語中心に、たどたどしく書いているブログです。
数日前に、更新しました。

夏のしょっぱなに、私のウエブサイトが消え、
ウエブデザイナーも消え、
とりあえずはこのブログが、ショーの情報源になっています。
(というわけで、ウエブのアドレスを入れるとここに転送するようにしています。早く新しいウエブを作り直さなくてはいけません。作るのは楽しみですが、時間がかかりそう、、)

それにしても、頼りにしていたウエブデザイナー、
まったくの予告なしに消えるかぁ、、、

2011年8月1日月曜日

ORIGAMI リサーチ


この夏は折り紙のリサーチにえっさほいさ。
いろんな種類に目を向けて、花、モチーフ、ポートレート、動物、など、
折る折る折る。

去年から、折り紙を使ったショーを始めたはいいが、
なんどなくリサーチが足りなかった感、いっぱいだったので、
事後承諾のごとく、本とコンピューターどっさりで、ゴー。
龍は、パペットのように使うので、
エンジニアリングの技術や、舞台で使う頑丈さ、そして大きさ、、、
などなど、難しい。
とりあえず、いろいろなドラゴンを折ってみよ、と思うて、これ。
Fernando Gilgado氏のデザイン。

ほんで次は、神谷さとし氏の有名な龍神をじっと見て、じっと手をみる。




わしゃ、無理じゃ。
というわけで、小さな部分を分けて、作り方をリサーチしてみる。
うろこは、Robert Lang氏の
Origami Design Seacretsから得て、600ページ近くの重い本を持ってうろうろと折る。
現代折り紙は進化を続けていて、このリサーチ、どこまで続くのだろう?


追伸:::
折り紙デザインの著作権について>>>

フォークアートとしての折り紙であれば、みんなでわいわいと同じ鶴を作って、シェアすることに、大きな意義がありますが、
アート、デザイン、としての折り紙であれば、みんなでわいわいと同じ龍を作って、シェアすることに、大きな問題があります。
アーティストの創造で、デザイン、折り方、技術が傑出されたのですから、
そこを無視することは、アートを無視することになります。
ただ、折り紙の場合、絵や彫刻と違って、折り方が公開されると、それをなぞって作品ができるので、文句あっか、の議論になる。
オリガミアーティストの間で、著作権を確立する動きが高まる中、私は、著作権の法律をフォローして、パブリックドメインのオリガミ以外は、作者のアーティストに許可を得る、のが基本だと考えます。利益が生じた場合は、アーティストがいくつかを得るのは当然です。
この話は東京裁判のごとく、ぐるぐるとまわり、長々と続きます。著作権の問題はほんまに長いです。