2011年6月25日土曜日

尺八キャンプ





フロリダはもう夏休み。

この夏休みは、尺八に挑戦します!

数年前、ふとしたことから練習用の尺八を手に入れ、鳴らしてみたりしたのですが、

まるでだめで、投げ出したままでした。



師匠はデービッド勘輔ウィーラー先生。

日本人より日本人、のアメリカ人。

流暢な日本語で、習字で鍛えた手書きは私より綺麗で、

冗談は無尽蔵のオヤジネタに富み、見事。




彼は、早稲田大学留学がきっかけで尺八を習い、

東京大学の音楽科で修士号を得て、

宗家順輔先生のかつての芸名「勘輔」を襲名。




彼と会ったのは3年前のカンサスのフェスティバルの楽屋でした。

とても気がきくオヤジ、気配りテンコモリで、

師範とはいえフレンドリーで、かつプライドはしっかりとあり、かっこええ。

演奏は心の森を歩くような澄んだ音とニュアンスでいっぱいの音楽です。




尺八演奏家として、

日本の伝統芸能を深く学び、

研鑽されたふるまい、深い思考、

学びたいところばかり。




このどえらいプロの尺八奏者からレッスンを取り始めたんえ。

おまけに、

尺八夏集中キャンプに行くことになった。

あたし、大丈夫かいな。。。




キャンプはコロラド州であります。

興味のある方はこのサイト。

http://www.shakucamp.com/




デービッド勘輔ウィーラー師範の情報は

テレビやコンサート演奏以外にあまりなく、

まとまった情報はこのあたり、、、。

http://www.komuso.com/people/people.pl?person=811




ってことで、今から練習しますぅ。

ほんでその後、水泳。

水泳?ランニングじゃないの?その話はまた>>>

2011年6月17日金曜日

父の日に想う私の父親体験。




2歳の頃から母子家庭の私ですが、父親体験というのはあります。

1)父の日のお絵かき

最初の父親体験は、ピッカピカの一年生。父の日にちなんで、父親参観があり、その日に壁を飾るオトウサンの顔のお絵かき。私はオカアサンのお顔をリカちゃん人形みたいに描き、お母さんの好きな赤をバックにクレヨンで楽しく塗りました。小川先生はにこにこ, 私は大得意でした。自分にとっては、お母さんは同時にお父さんなのでした。

いなくてさみしいね、というどっかのオトナの言葉も、一体何を意味するのか、わかりませんでした。

2)父の死への疑惑

「あたしのオトウサンはなぜいないの?」
と母にきくと、母は面倒くさそうに、死んだ、というのが常でした。

「なんで死んだの?」
聞こえないフリをする母にしつこく聞くと、病気やん、とありきたりの答え。

「なんの病気?」
うるさいハエをはらうかのごとく母は、知らん、とのたまう。

「いつ死んだん?」
ひつこく迫るわが子に母は、ずっと前、とその場しのぎの回答。

「どれくらい前?」
しつこいスタミナ抜群の私に母は、ずっと前で忘れたわっ、と投槍。


「いつやのん?まだ生きてるんやろ!」
激しい攻撃に出た私に母は、堪忍袋の緒がきれ、ついにどなるのであった。

「死んだっていうてるやろ!どえらい病気や、ずっとずっと前にコテンっといったんや!」

私も負けずにどなる。
「ずっとずっと前っていつっ?」

ここですごい返答が帰ってくる。
「ずっとずっと、ずっと前、アンタが生まれる前やぁ!はははっ!笑」


・・・・んなアホな、、。




3)真夜中の父親体験

というわけで、私は中学生くらいまで母の言葉に騙され、
父は死んだと思っていたわけです。
で、
小さい頃から、父は「いない人」で、
どこの家もそうだと思ってました。

友達やテレビが父親の存在を私に見せても、
「家にはいない人」で、夕方お仕事から帰ってきて、
夕飯を一緒に食べて、ちょっと晩酌して、
ほんで山に芝刈りに出るって思ってました。
で、朝になったら帰ってきて、ワイシャツ着て、会社に行くのだ~。
これでいいのだ~ ボンボンバカボン、バカボンボン~♪

つい歌って笑ってしまいそうですが、、、
これウソとちゃいます。ほんまにそう思ってたんです。

なんという子供時代だったのだろう。はぁ、、、。

中学2年生の時まで信じてました。
ところが、夏休みに友達の家にお泊りに行った時、
初めてわかったのです。事実が、、、

夜中に眠れなくて、台所にミルクを飲みにいきました。
すると、山に芝刈りに行ったはずの友達のお父さんが、お茶づけを食べているのです!
私は目が点で、翌朝友達から真実を知らされました。
だけど、なんだか、ピンとこなくて、現実と夢の間をうろうろしてる感じでした。
お父さんというのは私にとっては現実をこえて空想の世界で体験するもんで、
現実は何か空々しく、インケツに近く、
私の父親体験はこの日をもって終了。チャンチャンっ♪





2011年6月4日土曜日

歌川国芳展 大阪最終日


大阪にいたとき、行きました。
圧巻です。
400点もの作品、飽きずに見てしまいました。
躍動感、シュール、ユーモアに溢れていました。
生の色味などは独特だし、実際に足を向けてよかった展示でした。

気合を入れてみたいと思う方は時間の余裕をもって参上つかまつれ。
拙者は3時間かかり申した。
足がボーでござりまする!