2009年7月31日金曜日

欲しい物件:夜の森へ

6月、夏になってYMCAのプールの毎日のように通い出してから
何かワクワクするものがあって、
これって何だろう?って思ってた。

そうか、そういうことか。

YMCAに行く小さなハイウェイの降り口に続く道の
新しい学校と建物の数々が原因やった。

去年の9月、アートに力を入れる公立小学校が建ち、
その両脇には保育所、空手、踊りのスタジオが並び始め、
少し先には大きな総合病院が建築予定のこの道。
なぁんか、ええ感じ、なのです。

道を渡ったところには、ゴルフ場とマンションがあり、
マーケットやレストランもある。

この辺に、私の劇場をもってきたら、
無理なく歩いて、子供達が来れる。
買い物帰りのお母さん達が寄れる。
病院帰りのじいちゃん&ばぁちゃんたちが足を伸ばせる。

私の町は、つい10年前は何もない森だったが、
最近、開発が急な勢い。
思い切っていくつかの物件を見てみた。
どれも新しい建物ばかりで、
値段が高そうだけど、
小さなところだと、
値段は$150,000からある。
その中から、すごく好きな建物をみつけ、
買うことにした。

が、1ヶ月半ほどして、
商業用の不動産のローン査定で落とされてしまった。

書類の山には、めまいしたし、
商業不動産の知識ゼロの私には、
夜の森を歩くような不安ばっかだった。

が、いい勉強になったことは確かで、
諦めず、
必要な資金と知識を増やしていけぃ。
そういうことやな。(納得)

2009年7月28日火曜日

あたしってすごいでしょ



数年前、NYのアートディーラーのあねごが
村上隆さんの絵がおもしろい!と言ったのを、
なぜか急に思い出して、
いろいろ検索しているうちに、
数年前の絵というより、
数年前のヴィトンが出した村上隆氏デザインの
イメージビデオにでくわした。
このイメージがヴィトンにどうか、という話は別にして、
アニメの可能性はスクスクと伸びる一方だなぁ、と思います。
アニメはどこかの女神のように、
あたしってすごいでしょ、ふふふ
と微笑む。
村上隆氏も、女神の微笑みにこたえてる感じでBravo!

2009年7月27日月曜日

劇場は夢の世界



6歳の時、母とおばがボリショイバレエ公演につれていってくれた。
私は、青い照明の中、白鳥役のプリマが踊るのを見て、
夢の世界にいた。
それは鉄腕アトムをみて、自分がヒーローになる夢の世界と同じで、
幼い頃は、いっぱい夢をみた。

世界は今も、戦争と貧困が絶えない。
夢もへったくれもない毎日を送る国々があり、人々がいる。
夢をもてる国に住むひとりとして、
少しでも夢の世界、思いの世界を実現する劇場をもちたいと思う。
そしてそれをいつか何かのかたちで、必要とする人々に届けたいと思う。

そのために、必要なものを書き出して、絵にしたり、言葉にして、
テンコモリのアイデアと同時に
テンコモリの作業、勉強、、、が必要と改めて認識し、
めまいクラクラ。
ボリショイバレエのビデオみて、立ち直るしかない。
ボリショイよ、徹底して夢の世界をみせてくれぃ!

2009年7月22日水曜日

大学とつながる!



おとついのオーランドのショーで照明とサウンドをしてくれた二人。
舞台芸術の大学院生だという。
ここOrlando Repertory Theatre はUniversity of Central
Floridaの大学院生が劇場の仕事やイベントに関わっている。
なんて素晴らしいアイデアだろう。
イベントのアシスタントディレクターも大学院生でした。
若いけど、プロのディレクターに負けない仕事振りやった。
そして上下関係に縛られず、
自分の力を試す場をもらって、
私のショーでも、いい照明とサウンド、
スムーズな運びで、泣かせてくれました。

大学とつながって、若い世代と劇場をつくりあげていくこと、
アイデアの貯金箱に入れました。
チャリンっ!

2009年7月11日土曜日

美しき右脳

先週末、電話で友達と脳の話で盛り上がり、
TEDのこのビデオをリンクでもらった。
友よ、ありがとよ。君の名はよーこmy love. おらおら気持ち悪がるな!

右脳と左脳の話であり、
右脳の美しい可能性を体験した脳科学者の話です。
彼女は左脳が出血し、その間に、右脳だけで生きる体験をしました。

エイゴで語られますが、リンクで日本語字幕を設定していますので、
多分自動的に出てくるとは思いますが。。。
もしそうでなかったら、
画面下のview subtitlesをクリックすると
日本語字幕を選べます。お試しあれ。
30分のビデオです。

2009年7月5日日曜日

憧れのPina Bausch

昨日Pina Bauschの死をBBCニュースで知り、
Youtubeで彼女のビデオをいくつか繰り返し見る。
ランチの後、プールで1200m泳いだ後も、また見る。
いくつかの仕事をこなした後、更に見る。
残り物の夕飯を食べながら、またまた見る。
アメリカに来る前に、初めて大阪で公演を観た時と同じ興奮で
夜中まで、いつまでも観る。
なぜ、飽きないのでしょうか?

「誰だ、それは?」というダーリンにみせた紹介ビデオがこのふたつ。


2009年7月2日木曜日

お仕事で鼻歌を

「冷血」を書き上げるまでの自伝が「カポーティ」という映画になり、
私は、2005年に劇場でも観ました。
で、昨日再びDVDで夜遅くまで見てた。
カポーティの小説は題名がどれもいい。
「遠い声 遠い部屋」「カメレオンのための祈り」「ティファニーで朝食を」
。。。
「ティファニーで朝食を」がカポーティの小説だと、つい最近まで知らなかった。
1961年の名作映画のひとつ。
そしてこの歌。そしてこの女優。そしてこのストーリー。
、、、鼻歌で歌いながら、今日はお仕事します。

2009年7月1日水曜日

戦場のジェシーに

ジャニス・イアンの古い曲をいくつか聞いていた週明けに、
午後のNYタイムズで、
イラクから一部の兵士が戻ってくる、と聞いた。

Jesseeという曲は、
ベトナム戦争に行った彼に
「帰ってきてほしいの」という歌だった。
詩はとてもシンプルで、
当時、若かった彼女のストレートな気持ちが伝わってくる。

Jesse, come home,
There's a hole in the bed,
Where we slept.
Now it's growing cold.
Hey, Jesse, your face,
And the place where we lay,
By the hearth, all apart.
It hangs on my heart.

And I'm leaving the light on the stair.
No, I'm not scared, I'm waiting for you.
Hey, Jesse, I'm lonely, come home.

Jesse, the floors and the boards,
are recalling your step,
And I remember, too.
All the pictures are shaded,
And faded to gray.
But I still set a place,
At the table for two.

And I'm leaving the light on the stair,
No, I'm not scared, I'm waiting for you.
Hey, Jesse, I'm lonely, come home.

Jesse, the spread on the bed
Is like when you left.
I've kept it up for you,
All the blues and the greens,
Have been recently cleaned.
And they're seemingly new.
Hey, Jess, me and you..../

We'll swaddle the light on the stair.
I'll fix up my hair.
We'll sleep unaware.
Hey, Jesse, it's lonely, come home.