私は大阪の幻実劇場という劇団にいて、
ある日、リハーサルの時間を間違えて3時間も前にスタジオに着きました。
それは大正区の天井3メートルのロフトで、
黒に塗られた木の舞台にバックドロップの黒のカーテン。
ボックスシアターといわれる箱の劇場スタジオでした。
駅から離れていて、住宅地からは遠く離れていて、
駅から離れていて、住宅地からは遠く離れていて、
夕暮れは静かでした。
私はひとりで沈黙のスタジオにすわって、
次の公演に思いをめぐらせていました。
使ってみたい音楽が聞こえ、
見たい役者の動きが見えはじめ、
想像の世界は宇宙にいるみたいに広がりました。
あっという間に3時間が過ぎました。
もしこれが6時間でも12時間でも、
私は退屈もせずにいただろなぁ、と思います。
「あたしって、これ、大好きなんやなぁ」って
心でつぶやきました。
それはなぜかとても鮮明な記憶で、
パフォーマー修行もプロとしての活動も
私の原点はここにあるような気がします。
劇場という名の空間にある想像の世界は
不可能を可能にし、
どんな夢をも生き返らせ、
忘れた魂の声のミュートをといたりし、
誰もがいつか夢みた自分に出会う場所と、思ったりします。
だからつくってみたいのです。
そして、ありきたりのショーではなく、
新しい試みのショーや、
誰でもがトライしていい舞台を、
つくってみたいです。
プロと学生が一緒に作っていいし、
こどもと大人が一緒に作るような劇場。
世界中から人が来て、
世界中のものを持ち込む劇場。
インターネットで劇場の公演を
日本の人たちが
世界中の人たちが
観れる劇場。
このブログは
そんな劇場建設に向かっての、
あゆみのノートです。
次はその計画作成について書いてみます。
よかったらまた、読んでください。
マインドマッピングを使ったら、かなり前に進みました。
ではでは、そのことは次のブログで。
読んでくださって、ありがとう!
このプロジェクト並行で、私のショーもあるので、それもショー日記で書きますので、そちらもよろしく!読みにくいところや、ブログの構成に難があったら、
どうか声をかけてください。
参考になります。
おやすみなさい。
やさしい夢を。
久仁子
久仁子
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