2011年5月25日水曜日

おじはマリリンモンローの胸をさわった!

おじは戦後、伊丹米軍基地のグランドオペレーションを担当し、米軍補佐官やパイロットとの仕事をしていました。

ある日、マリリン・モンローが慰問にきた。

それはもうすごい人気で、飛行機の降り口には、祭りのようなおしくらまんじゅうで、ミリタリーポリスが境界線を作って、おしくらまんじゅうを押し返すのでした。

おじは待ちきれなくて早くから待ちうけており、一番前にいました。

当時のマリリンの夫(だったっけ?)野球選手のデマージオがまず降りてきて、

おじいわく、

― はぁ、そらぁ、ええオトコやったぞ。

次にマリリン。

― そらもう、綺麗かった!(コーフンを隠せないおじ)

おしくらまんじゅうは前倒れになり、ミリタリーポリスが抑えようにも抑えきれず、一番前のおじは前のめりになり、張り出したうでがマリリンの胸を触ったのだそうです。

― 世界中、日本人で俺だけやで、マリリンの胸をさわったのはっ!


おじはこの話をすると異常にコーフンする。

実はおじは質実剛健な人で、ジョーダンなんて通じないし、どちらかというと無口で、兵庫県の不動産鑑定の仕事をし、硬いイメージの人なのです。若い世代の言葉が大嫌いで、つまらない流行言葉を言うとよくどなられたもんです。そんなおじにもこんな話があり、こんな若いときがあった。なんだかすごくおじに近づいた気持ちになるのでした。

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