2011年9月18日日曜日

事実は小説より奇なり -バーキン 


エルメスのバーキンバッグを、いとこにプレゼントすることになった。
ここではちょっといえないけど、すごく素敵なお祝いだから、すごく特別なプレゼント。

バーキンバッグ?なんじゃそら、とダーリンが、チャチャを入れる。
「すごくおしゃれな女優・歌手のジェーン・バーキンがね、
あるとき、エルメスのデザイナーと隣りに座っていて、
バスだか、電車だかが揺れてね、
彼女のかごから、中にあるものがわんさとちらばったのよ。
それをみて、やれやれってことで、
デザイナーが彼女のために作ったバッグなのよ。」

当時、誰もかなわないようなかっこよさだった彼女だけど、なぜかいつもかごのバッグ。
レッドカーペットでドレスアップしても、かごをお持ちなのでありました。
好きなものにこだわる彼女の「かご物語」。

ダーリンはすでに興味ゼロだが、一応会話をしてくる。
「ふぅ~ん、どこで買うの?エルメスなんてアメリカにあるのかい?」
ニューヨークとかならあるだろうし、東京にもある。

ジェーンバーキンといえば、ゲンズブール。
昔、京都をぶらぶらしていたとき、
銀閣寺の近くのフレンチかふぇで分厚いチーズトーストを食べていたら、
ゲンズブールの曲がかかって、お店のヒトがついでに、ジェーンバーキンの曲をかけてくれ、名前を教えてくれました。
大学の頃、ジェーンが来日コンサートをして、行ったらねぇ、
不可能なくらい素敵でした。ほんで、この曲がすごくよくったです。
クレージーラブの歌らしいけど、歌いやすくて、私は時々歌ってしまう。


Jane birkin "quoi" by GERARDSERGE

で、バーキンバッグの話に戻ります。
値段は1万ドルほどから始まります。そして、オークションピースが10万ドル以上のようです。
買うにしても、「くださ~い」と店に顔を出しても買えない。
順番待ちで2年はかかるとの噂。
老舗のエルメス独特のシステムを通り抜けなくてはいけない。

事実は小説より奇なり。
この不景気な時勢に、数100万円のバッグを順番待ちで買う私?
はぁ、豆腐屋のかどで頭をぶちたい~


、、、ありえない。

ということで、
予定変更。(大体、最初から、酷くまちがってるねんけど~)
エルメスのきれいなオレンジのブレスレットなら普通の値段である。
ところが、すでに完売です。
ネットで探すと、すでに値段は3倍以上だった。

エルメスは小説より奇なり。




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