尺八キャンプの先生はとてもとても素敵な方々でした。
ほんの少しの間でしたが、触れ合う機会があったこと、しあわせです。
私のせんせーの デービッド勘輔師範は紹介したので、
あとの3人を紹介してみたいです。
まずはクリストファー遥盟師範は、本を数冊出版されており、
その中でも自伝の「尺八オデッセイ」は
蓮如賞という大きな受賞作です。
イサム・ノグチとの出会いで始まり、
オデッセイの名にふさわしく、
世界を放浪した尺八奏者の記録です。
蓮如賞の審査員のひとりであった中沢新一氏が「不思議ななつかしさ」をおぼえ、
五木寛之氏が「知的昂奮」にふるえた。
英語でも出版されており、
私はこちらで読みました。
「英語のほうが、じっくり読めるからいいねん」
と私がいうと、彼は
「うん、それはわかるよ。僕の場合は日本語のほうがじっくり読めるからね」
と、相槌をうってくれました。
静かな方ですが、さりげない優しさに充ちてはりました。
けど彼の尺八の演奏は、とても陰影があり、
悟りや優しさだけでなく、
殺気を感じるような音色もあります。
世界は広いっす。凄い演奏家がいるもんです。
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